第47回 「悪夢は再び」 ちょっと待って。 待って。 待ってよ、今考えてるから。 体勢を立て直すわ。 (『踊る2』沖田管理官なセリフ) ……マジですか? ちょ、え、こういう展開? アリ? アリなの? ちょーっと今回はまたさぁ。 詰め込みすぎだっての。 これももう1話くらい使ってじっくり書いた方が良かったんじゃないのか…? また地球編の間延びのしわ寄せがこんなところに(汗) ナチュラルは「青き清浄なる世界のために」、「宇宙(そら)の化け物」であるコーディネイターを滅ぼすために核を使い。 コーディネイターは、新たな世界の担い手として、愚かなナチュラルを滅ぼすために応戦して。 そうして、パトリック・ザラはその力を示すために「ジェネシス」を打った。 うわぁぁぁんっ、何なんだこの展開はー!? 一瞬ついていけなかったぞ情報量の多さに! どこから語ればいいんだよ馬鹿ー!! ……と、喚くだけでは終わらないのでちゃっちゃと語ってみよう。 今回はまぁ、あれこれ考えるべき場所が多くてどうしようなホント。 やっぱり悪役アズラエル。 彼の『やりすぎ』には、流石の地球分上層部も疑問を持っているらしいですね。 つーか、ユニウスセブンに核を投下したのは上層部の暴走じゃなくてアズラエルの独断(とゆーか強行)だったんだね……。 確かに、よくよく考えれば地球軍だって、いくらコーディネイターだからって民間(そうでもないか)のプラントを いきなし落とそうなんて考えないもんな……。 発案者はアズラエルか。 つーか、OP前の彼は妙に可愛かったのに本編に入った途端に怖くなったのはなぜ…? 最初のとこだけだったらなー。 「アズ受!? アズ誘い受!!?」とか微妙に萌えたんだけどなー(それってどうよ) ザフトではまた新たな動きが。 プラントに戻ってる隊長に代わって、イザークが隊を任されました。 おそらくは、以前アスランが隊長になったのと同パターンだと思うけど。 ジュール隊には新たな『赤』が。 「ジュール隊長!」に笑ったのは私だけか? 議員たちが勢揃いな中で、こっそり『白』のクルーゼがっ!!! やはりパトのせいか! そうかやはりそうなんだな! 愛人を手元において置かなければ気が済まないんだな!(違います) きょとん、て顔が可愛すぎてどうしようなんですが。 「ふむ」と同レベルで可愛いんですが! もう、にやりとかにも萌えられるくらい可愛いんですがあの人! 悪だけど悪だけど悪だけど。 自分こそがあれこれやっときながらこの子は! 「いくぜー」とかリーダーシップ発揮中なクロトくん。 やはり先輩声優としては一番になりたいんでしょうね。 最近あれこれ騒がれてる(??)シャニやオルガには負けたくないもんね、比呂くん!(爆) フレイさん、あなたいつの間にドミニオンで働いてるんですか……? まぁ、AAじゃあ雑用しかされなかったからまだマシ? しかも、よくよく聞いてりゃ自分で志願してブリッジにいるようだしな。 それより気になったのは、彼女が仕官服を着ているということで。 まぁ、ドミニオンには流石に二等兵なんて乗ってないから士官用の服しかないだろうことはわかるが。 それにしても似っ合わないなぁ(苦笑) ザフト服のときも、クリスマスカラーで似合わないと思ったが、 今度も今度で似合わないですね(汗) やっぱ強烈な赤髪には、赤系の服しかダメなんだね……。 つーか『ピースメーカー』って!(爆笑) なによピースメーカー! いやまぁ、核のことだとは思うのだけど! あっはっは、何このネーミングセンス。 『正義』『自由』『ミーティア』もいかがなものかと思ったけれど。 まぁ、地球軍なんて『アークエンジェル』だもんな。 それくらい普通にあるか。 でもやっぱり笑えます。 だってアズラエルに最も似合わないでしょう『ピース(平和)』なんて。 まぁ、「はい、ピース」ってのも猛烈に似合わないけどな!(笑) 「はーい、こっちを向いて笑ってくださいねー。 ほらそこ、顔を隠すんじゃありませんよ。 せっかくの記念写真なんですから、笑顔で撮りましょうね。 さぁ、準備はいいですか? はい、ピース!」 カシャ ………… あははははははははは(乾笑) 混乱させてさせてさせまくる隊長。 裏切り者は誰さ? 待てクロト。 「うひょー」はムウの専売特許だろう!!!? ジェネシスって…! 「はっ!」って隊長……格好良いが……悪だ……(泣) やっぱり黒幕はラウだってわかったんだね、ムウ。 まぁ、『扉』やら『鍵』やらいう単語が出てくりゃあ想像つきそうなものですが。 彼らの感じ愛は未だ有効なのかしら。 ラウがキラやアスランの手によって殺されることだけは嫌だな。 力の差は歴然なんだから。 やっぱり、殺されるならムウの手によって、がいい。 もう遅いのかもしれないけれど。 少しでも早く、ラウを救ってあげてよ、ムウ。 アーズラーエルーのバースローブー♪ あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは。 やったぁ――――……??? なんやねんコレ! 最後の最後でコレかい! あっはっはっは。 Nさんとか喜んでるんだろうなぁと思わず考えてしまったよ。 ふよふよ浮いて、バスローブでタオルで頭がしがしふいて? てっきり、部屋には地球軍のお偉いさんとか部下とかがいるのかと思ったのだけどね。 通信か何かの途中だったみたいで残念だね(何が) イザークの涙に萌え。 ごめんイザーク、普通に萌えた。 「核を打たせるな!」(だっけ?)とか「プラントが!」とか。 本当にあの子は、守るために戦ってたんだなぁと思ったりしたわけですよ私は。 今回はイザが美人で可愛かったなぁ。 でも、イザママの声が高くなかったか? 前はもっと、しっかりハスキーっぽい声してなかったかなぁ?? 『ジェネシス』は、ブリッツから得たミラージュコロイドによって隠されていたんですね。 あれの正体は何? 核ではないようだけど……。 パトリックの後ろにはクルーゼ。 彼はまだ何か考えているのだろうか。 これほど世界を混乱に陥れて。 次回『怒りの日』。 誰の怒り? 何に対する怒り? えと、以下、すごいあれこれ真面目に語ってます。 あまりに堅いんで後回しにしてみたほどです(笑) こちらは読みたい人だけどうぞ〜。 ホント堅いんで。 なんかもー、アズラエル見てると今の子供たち(ニュースでやってるような)見てるような気分になります。 自我だけが強くて、協調よりもむしろ自分。 思い通りになるのが当然だと思ってる。 自分の好き嫌いがはっきりしてるから、嫌いなものが目の前にあると徹底的排除しないと気が済まなくて。 少しでも思い通りにならないと、無理なことでもやってのけてしまう。 倫理とか道徳とか法とか関係なくて。 全て自分ルール。 しかも彼の場合、自分の意思を通すだけの力があるから、 内心の反対者はいても表立って止められる人間がいないのでパターンは最悪。 止められる人間がいないってのに、それをさらに増上させるようなことする奴がいるからどうしようもなくて。 彼を救える人間が一体どこにいるんだろう。 神も人も見放した彼の幸せはどこにあるんだろう。 イザークはどんな気持ちだろうな。 裏切ったと思った仲間が自分に問いかけた言葉。 ――騙されているのは、どちらだ? アスランとディアッカの裏切り、そしてヴェサリウス撃沈を目の前にしても何の変わりもないクルーゼ。 自分はそれまで、何のために戦っていた? そんなときに、地球軍から放たれた核。 それは、プラントのザフト本部だけでなく一般市民にも向けられ。 スピーカーからは響くのは母の声。 戦うべきはナチュラル。 守るべきはコーディネイター。 プラントを守るために、イザークは戦い。 ――核を打たせてはならない。 ――打たせるものか。 けれどそこに立ちはだかるは地球軍のMS。 核は放たれた。 目の前にはMS。 ――間に合わない。 そこに現れたのは、アスラン(たち)。 『裏切り者』のラクス・クライン。 誰が味方だとか、敵だとか、めちゃくちゃでどうしようもなくてわからない中で、 けれど彼は何か大切なものを知ったのだと思う。 『ジェネシス』発射をフリーダム・ジャスティスに伝えたとき、 彼の中に『敵』『味方』という気はなかったのだと思う。 助けられたから助ける、とかそういうものでもなくて。 まだちょっと整理できてないんだけど。 守るべきものと、戦うべき相手、それは誰かに決められるものではなくて 自分で決めなければならないんだよね。 フレイは、初めて目の前で見て戦闘のつらさを知ったね。 キラが、サイが、ミリーたちが、どうやって戦ってきたか。 何を見て、どう感じて、それでもなぜ戦ってきたか。 偽りの平和の中では真実は見えません。 守られる平穏の中では他人が見えません。 ぶっちゃけた話、小説版SEED読まなければ今回のフレイにこれほど共感はできなかったと思う。 あの子がどうやって壊れていって、 それを彼女自身がどれほど自覚して、困惑して、迷っていたか。 キラと別れたとき、彼女はやり直そうとしていた。 自分の間違いを知った。 どれほどキラを傷つけたか、自分の中でキラがどんな存在になっていたかを知った。 けれど、後でまた云えると思ったきりキラとは別れることになり。 今度こそ「戦争を終わらせる」ためにアズラエルの手に渡ってディスクは多くの人を無差別に殺し。 そうして彼女が見た、「戦争」の姿。 混乱の中で、今自分が何をしたいのか、どうしたいのか、それだけはわかっているのだろう。 「このまま(見ているだけ)で、本当に戦争が終わるのでしょうか?」 偽りの声で語った言葉が、彼女自身に返ってきた。 フレイとは少しズレますが。 「敵を全て殺せば戦争は終わる」 それは真実です。 間違ってはいません。 けれど、始まってしまった戦争を終わらせるために、 それまでに二分化された世界の、その半数を滅ぼせば本当に戦争は終わる? 敵を全て滅ぼせるだけの力と、知識と、そして行動力を持ち合わせた存在が、 本当に『その後』平和に暮らせるでしょうか。 暴力で勝ち得た平穏の上に、静かに眠ることはできるでしょうか。 それでもし、『同じ』でありながらも『違う』存在が現れたら? もし、自分とは相反する意見を持つ人間が現れたら? そうしたら、再び始まるのではないでしょうか、『戦争』は。 それまでに払った犠牲の上に、笑顔で生活できる人々はいない。 自分の父が死に、敵が全員死んで、笑顔でいられる人はどれほどいるでしょう。 戦争は、そのものが『負』のかたまりです。 どうしたって幸せになれる人間の方が圧倒的に少ない。 全面戦争をして、それでも幸せを得られる人間は本当に人間なんだろうか。 鋭い剣を手にし、それを相手に向けた時点で争いは始まるのなら。 そうして互いに無用な血を流し続けるのなら。 乱暴でも、根源である暴力を持ってしてでも争いを止めなければならない。 今はただ、犠牲を払っても戦争を止めなければならない。 そのために、ラクスは戦う。 ちょっと色々どうよと思わなくもない部分もあったりするのだが。 まぁ、その辺はツッコまないでおきましょう(忘れたし/笑) 「出ろって云われりゃ出て討つだけさ」 クロトのこの言葉が、あの3人の根本なんだなと思った。 自分の意思じゃない。 自分の考えなんてない。 ただ、『出ろ』と云われたから、出た。 苦しい思いをしたくないから、命令に従った。 どれほどに人を殺しても。 どれほどの人が死んでも。 彼らの心が動くことはない。 彼らは、イザークとは正反対で、クルーゼとは根本が似ているのかもしれない。 いや何となく。 |