第45回 「開く扉」 きつい……。 何かもう、今回のはきつかった。 見ててどうしようもなくて。 ああ、もう。 まず目についたのが隊長の汗。 まさかあの人が走りすぎて息切れとかそういうことはあるとは思えんのだから原因はひとつ。 発作が起こりかけてるような。 銃を持つ震える手。 実はこれ、最初は隊長の手かと思ってました。 そこまでやばい状態なのかと。 ――そうして語られる真実。 (以下、途中まで完全にネタバレです。反転してください) 人々は金をかけて理想の子供を作ろうとした。 けれど、どれほど遺伝子を完璧に組み立てたとしても、母体それぞれは異なり、全てが同条件にはならない。 どれほど注意深くいたとしても、個体差は変えようがなく、それは必ず子供にも影響が出る。 望んだ「もの」とは異なる「もの」。 望まれていたはずの存在は、しかし生まれた途端に存在を拒否されることもあり。 それを見たヒビキ博士は、人工子宮を作り出そうとする。 けれど、当時の彼のパートナー(恋人か?)はそれに反対し。 「子は生み出されるもので、作り出すものではない」 しかし彼女の願いは彼に届くことはなかった。 彼女が身篭った子供、2人いる子供の片方を、彼はコーディネイターとして人工子宮で育てる。 ――それが、キラだ。 キラは人工子宮から生まれた唯一の成功作。 それまでに作られ、死んでいった兄弟たちを踏み台にして。 世界はどんどん混乱していく。 ナチュラルとコーディネイターの格差は開くばかり。 ナチュラルはコーディネイターを妬み、コーディネイターはナチュラルを見下す。 そんな中、1人の男が自らのクローンを違法で作り出そうとする。 実の子を蔑むように云い、自身の跡を継ぐものを。 そうして生み出された存在。 けれど彼は叫ぶ。 どれほどの技術を手に入れようと、どれほどの知能を持とうと変わらぬ人間に。 どれほど進歩しても、妬み、憎み、殺し合う人間に。 「――ならば存分に殺し合うがいい、それが望みなら!」 傲慢な言葉。 彼は続ける。 「私にはあるのだよ、この宇宙でただ1人、全てを裁く権利がな!」 男の実の子供と、男のクローンは、戦場で出逢う前、かつて対峙したことがあるという。 自分の血を受け継ぎし子。 もう1人の自分。 男とその妻が巻き込まれた大火を前に、泣き叫ぶ子供。 それをただ眺める子供。 かつて子供だった男は、混沌の世界を前に叫ぶ。 「この世界は終わる」 「この果てしなき欲望の世界は」 「そこで足掻く思い上がった者たち、その望みのままにな!」 ……って、あぁぁぁぁぁ。 自分で打ちながらキツっ。 めっさキツっ。 あー……うん。 でもこのまま実況中継だけじゃ意味ないんで。 ちゃんと感想行きましょうか。 つーか隊長の素顔! 何で隠すのよ素顔! あと何話もないってのにー!!! これで隊長の素顔が晒されるのが何でもないシーンでいきなりとかだったら泣くぞ私。 もう少し劇的にお願いします。 ホント。 すごい期待したのに、ムウの驚いた顔とキラの妙にヌケた顔じゃあどんなんだかわからんっての。 つーか、引いた画面で背中みせてる隊長が叫ぶって何かさぁ。 喧嘩の最後に「バーカ」って云って去っていく子供のようだ……。 もっと迫力つけてやってくれよマジ。 隊長が阿呆な子みたいで可愛かったじゃないか!(爆) でも虚勢張ってるみたいでなんか滑稽に見えるのが余計に切なかった……。 あの人はああやって、いつもひとりきりでいたんだね。 子ムウは絵のせいか例の親子(?)写真に比べ大層可愛らしかったが。 それよかもっと。 ベビーラウが可愛くて仕方ないんですが!! いやあれマジ可愛いよ! あんな純粋無垢な赤ん坊があの人になるんですね! あんな「世界など滅んでしまえ」みたいに考えてるっぽい人になってしまうんですね! ……そこに至るまでの経緯を考えると、切なすぎて萌える……。 つーかムウって実はお坊ちゃまだったんですね。 まだ明かされてない気がするんだけど、ムウ父はかなりのお偉いさんかすごい人らしいし。 あの子がどうして軍人になんてなってるんだろうなーとか思ったら両親死んでるし。 うーんでもやっぱりわからん。 なんであの子が軍人になってるんだろう。 まぁ、時代の流れがあるから仕方ないことだと思うんだけど。 軍に志願した理由に、父親のことがあるのか否かがすごく気になります。 ふよふよアズたん。 びっくりアズたん。 戦争はビジネスと同じだよ☆ って。 ……なんなんだかなーもう、あの人は。 あぁぁぁ、待ってたんだよね、イザーク。 ずっとアスランとディアッカの帰りをさ。 アスランが1人上に上がるのを寂しい思い出送り出して、でも俺は頑張る! とか思ってたのにさ。 それがまぁ、再会しみりゃアスランもディアッカも自分とは違う場所にいてさ。 しかも一緒にいるのがストライクのパイロットでさ。 置いてけぼりだね。 去り際のディアッカの睫毛に爆笑しました。ごめん。 ミリーに一番に呼んでもらえてよかったね、ディアッカ。 激昂する隊長……名演技です、関さん。 それでもアデスは隊長についていくんだよ。健気に。ずっと。 もう山場は越えた感じがします。 あとはただ、彼らの行きつく先を見守るしかできない。 今回はただ、隊長っつーか関さんの迫力に呑みこまれてただけな感があります。 いやホント、すごいわあの人。 …一部で叫びが土井先生に聞こえたなんて秘密…。 来週が楽しみというより、最終回が楽しみです。 あー違う、厳密には最終回の前の回かな。 |