遙か2『花をとめ』感想 そもそも、私が『花をとめ』を買いに行こうとしたのは8月5日。 ……発売日の前日(笑) 私は翌日には京都へ行かねばならず、 その日にはCDを売り出してる店を知ってるから、 新幹線内でのBGMを『花をとめ』にしするため 前日に購入しようともくろんでいたのですが。 その日、午後から大雨。 根性で出かけようとしたものの、 家を出て50mあたりの交差点でギブアップ。 往復100m程度で膝下ぐっしょり。 しくしくしく。 泣く泣くお出かけは断念。 そうして京都から帰り、 ネット上で『花をとめ』が売り切れてるの的な話を聞きながらも さあ買いに行くぞとアニ○イトへ向かうが。 入ってすぐの本棚、平で並んでいる隊長に心を奪われる。 (アニメKC7巻ね) ふらふらっと隊長を手に何気にフラクル携帯クリーナーも手にレジへ。 あ、と気づいたときにはもう遅い。 私はアニ○イトを出ていましたとさ(笑) その後、地元のCD屋に入ったら見つけたんでそこで購入。 何となく聞けずにいたんですが、 聞いたら思った以上に面白かったんで感想書いてみました。 何かしらの参考になれば嬉しいですわ〜。 『火群の地平線』 勝真です。作曲はかの有名な影山ヒロノブ氏。 曲が格好良いです。 が、ときおり入る和太鼓の音に笑ってしまうのですが。 笛はいい感じなんだけどな。 ヒロノブ氏ご本人のコーラスがすごい……ゴーカすぎだろ、コレ。 天真よか大人っぽいかな? ていうか、大人しいわけじゃないけどただ叫ぶだけとは違ってて。 微妙にヤバい言葉が。 「耳たぶを強く噛んで 俺の印をつけたい」とか。 待てお坊ちゃま。 ちなみにヒロノブ氏は、アンジェのOVA『聖地より愛をこめて』のOP・EDを歌っております。 グループでヴォーカルをなさってて。 「今 目を閉じて 跪いて 何もかも捧げつくして」って。 格好良いのよ〜。 『彩雨の揺り篭』 泉水の歌。 曲がしっとり(?)明るくて前向きで可愛いです。 しみじみ「可愛いなぁ」と思いましたね。 ただどうも……他のキャラと違って『1』とのイメージが変わらないのは ツッコまない方が良いのかどうなのか(汗) 頑張って歌ってるの、わかりますよ、保志さん(爆) で、まさかと思いながらも疑うことなく出ちゃってますこんな言葉。 「濡れて光る その項 瞳をそらせない」 うなじって……フェチですか、あんたは。 可愛い顔してこの子はもう。 『喪失のモザイク』 幸鷹の歌ですね。 『遙か』で平安キャラ初のカタカナ!(笑) ……だよね? この歌好きです。 幸鷹の過去などをよくよく考えてみるとかなり切ない。 個人的に大好きな箇所は、 「何故泣きそうに笑うの? ああ優しさが痛くて」 ここ好きです。というかむしろ、この箇所でこの歌にハマった。 で、また出ます問題点。 Bパートのアタマ。 「月の椅子に腰かけた くるぶしが綺麗だ」 ……またフェチですか(爆) 翡翠から変な影響受けちゃってこの子はもう。 まぁまだマシだなと思うのは、その後に続くのが「口唇寄せたい」だからですね。 願望形なんですよ、まだ。 「触れるのが怖い」けど「触れずにはいられないと知る」とか。 彼の場合はこれからなんですね。 どこぞの友雅と違って。 でもやっぱり好きだな、この歌。 和太鼓のポンポンポンッってのには笑かされますが。 ……頼むから変な影響ばっか受けないで(汗) 『水密桃の雫絵』 妖しげなタイトルの通り、翡翠の歌でございます。 曲は明るめ。友雅の歌に比べればテンポも軽め。 私の好みの曲調であります。 歌もイイ感じ。 歌詞も聴いている限りでは耳あたりもよくナイス。 ……かと思いきや。 よくよく読めば、ヤバめな表現多数。 これまでの、勝真や泉水だけでなく、幸鷹の歌でさえ微妙に妖しい表現多かったんだから 彼でそれがないわけないです。 ええ私が悪かったです。 決して悪い曲ではないです。 好きです。井上さんももちろん。 けれど。 「嬌声」とか 「手足の綾取り」とか 「目隠しすれば快楽(あい)が 見えるだろう」とか 「君を抱こうか」とか 「いっそ捨てようか」(マテ)とか。 全年齢指定なんですからもう少し控えてください翡翠さん。 『蒼い魂の龍巻』 イサトですね。 「『こっちを向いて』とつぶやく声に 知らないふりで石を蹴る」 私が勝手にフラクルに変換したフレーズ(笑) イノリよりもやはり意識の裏があるというか。 イノリはがんっと明るく楽しい歌でしたが、これは少し陰がある。 「生きてる理由(わけ)など見つからなくて 死んでゆくまでの道草」って。 本気で思ってたらちょっと悲しい。 でも、「空っぽな魂」を満たそうとしている姿が見えて、 前向きなので良しとしましょう。 そのフリ、面倒すぎてできないよ直くん(汗) 『風葬の荒野』 頼忠です。作曲はまた影山ヒロノブ氏。 またまた格好良い曲でございます。 やはりなんていうか……ああいうキャラに三木さん声ってのは微妙に 合わない気がしてならないですすいません(汗) 三木さんが熱血系とかクール系とかそういう声だからさぁ。 また内容が後ろ向きってか陰があるってか。 「死に場所を探してた」ってさぁ……(泣) まあ、「絶望の果ての希望」があるならいいです。 頑張れそのまま突っ走れ。 『夜籠りの夢』 彰紋の歌。 しっとり可愛い歌。 詩紋はホント「可愛いなぁv」って感じだったけど、 こちらでは「あー可愛い……(ほぅ)」って感じ。 曲が良い。 もっと気持ちを抑えて抑えてぎりぎりだとすごくぐっとくるよなぁと 思ったなんて禁句だと思うけど。 待つだけでも幸せってとこがまた切ない。 ずっと屋敷の奥の奥にいて(多分)、 それでやっと心の底から守りたい大切な人ができて、 その人を想って恋焦がれて待つだけでも幸せなんだよね。 大切な人を神聖化してしまうほどに愛おしい。 幸せになってね。 『退廃の戯れ』 みんなが待ってた、アクラムの歌です。 いや、私は別に待っちゃいな(略)。 出だしが綺麗。 内容……サドくさっ(爆) しかも内容がまた微妙にえろ。 「惰性で続く 永遠よりも 破滅する絶頂を 教えよう 深い痛みほど 快楽に変わる」 とかさぁ。 「正体のなき 真実よりも 完璧な背徳を 教えよう 支配されるほど悦楽が満ちる」 とかさぁ。 自分が蜘蛛で、神子が蝶なんですね。 もっと暗く深い声でいいかもとは思うのですが。 個人的には、「もがくほどに絡む 糸を切れば 束縛乞うだろう」って とこが好きですね。 自由から束縛され、 自由を求めて糸を切れば けれど束縛をまた求めるってさ。 やっぱ退廃的だねぇ、アナタ。 『お前を迎える朝』 八葉全員のドラマ。 悩める泰継がみんなに話を聞く話。 ……そうか、よく考えたら泰継の歌がないんだよな。 だからか、泰継メインなのは。なるほどなるほど。 私としては、『遙か2』のキャラの声を聴くのは初めてなので色々びっくりしたよ。 最初に泰継の前に出てくるのは勝真。 天真の声の高くなるとこを取っ払うと彼になりますな。 笛を吹く泉水。 ごーめーん、永泉との違いがわからん!(爆) キャラ的にも趣味的にもあまりなんつーかかわいーんだが……。 まぁ、泰継(泰明)に対するときの態度が違うかね。 えぇっと、空が白むまで2人で何をしてたんだか(笑) 泰継さん、あなたナニしにきたんですか? 彰紋&イサト。 彰紋はやはり詩紋とは違うねー。 大人しい大人しい。 つーか泰継さん、やっぱり邪魔して回ってるのね?(笑) みんなのやる気ばっか削いでるよな。 イサトもイノリよか大人っぽいなー。 あ、彰紋が誰かに似てると思ったら、ティムカか。 そうかそうか、王子様だもんな。 幸鷹さん……準備万・端☆ですね。 声が低いー朝まで語る気満々ー。 翡翠さんーあなたの「行動に移す」はいちいちアレな気がして ならないのですが気のせいでしょうか。 友雅との違いが読み取れん。 まぁ、表面的にはそっくりかもね。官位に縛られてないってだけで。 頼忠と頼久の違いもまた微妙に……。 うぅん。 つーか結局、泰継は自分の悩みの解決のために 皆を悩ませて仕事の邪魔してまわったくせに、 勝手に問題を解決させて神子を口説いただけなのね?(爆) 泰継さんの語り。 あの方は迷いの人なのね。 泰明なら自分の中である程度解決しようとするのを、 素直に「なぜだ」と口にしてしまう人……なのかな? ゲームしとらんでようわからんが。 クラヴィスの語りのようだと思うのは私だけか?(笑) ……ってあぁぁぁ、やっぱり翡翠あたりの影響受けてるこの人も! 「お前の全てを記憶させて欲しい」 で締めるのもいかがなものかと思うの私は。 (03/08/21up) |